部員コラム

『ろんぐらいだぁす!』に学ぶサイクリング講座(1)

『ろんぐらいだぁす!』って何?

突然ですが、皆さんは『ろんぐらいだぁす!』という漫画をご存じでしょうか?

『ろんぐらいだぁす!』は三宅大志先生による自転車をテーマにした漫画です。最近ではロードレースがテーマの『茄子』『弱虫ペダル』『南鎌倉高校女子自転車部』など、自転車がテーマの漫画やアニメが多くあります。(『ろんぐらいだぁす!』は2016年にアニメ化されています。)

この『ろんぐらいだぁす!』という漫画は、ロードレースではなく、日常のサイクリングをテーマにした漫画で、自転車に乗り始めたばかりという方にとっては、学ぶ点が多くあります。そういう訳で、『ろんぐらいだぁす!』の物語に沿って、サイクリストにとって日常で起こりうる様々なことを、サイクリング部的視点も交えつつお伝えしていきたいと思います。

今回は、アニメ第1話「小さな奇跡」(漫画の1話~2話)の内容に沿って書いていきたいと思います。

自転車選び

サイクリングを始めるうえで、文字通り欠かせない自転車。サイクリング部でもこの時期は新入生たちが自転車選びの為にカタログや通販サイトを見たり、自転車屋に行って買いたいと思える自転車を探していると思います。

『ろんぐらいだぁす!』でも、主人公の倉田亜美は、大学でたまたま見かけた折り畳み自転車に一目惚れをし、さっそく自転車屋に自転車を買いに行きます。

一番大切なのは”見た目”!

自転車を買う上で、「一番大切なのは何か?」と問われたら、多くの人が「見た目が気に入ること」と答えるでしょう。それくらい、見た目は大切なのです。

主人公の亜美も、折り畳み自転車の可愛さに惹かれ、その場で購入を決意します。この時の亜美のセリフは、サイクリング部員をはじめ、全てのサイクリストに通じるものがあります。

亜美
亜美
安い!?いや、安くはないんだけど。今までのに比べれば安い!

金銭感覚が狂うのはサイクリストの性(さが)みたいなところありますよね(笑)

それでは、何故見た目で選ぶのが良いのでしょうか?

一番の理由として、見た目が良いと、それだけでその自転車が好きになるし、愛着が沸いてもっと走りたいと思えます。たくさん自転車が集まった時に自分の自転車が一番だと思えれば、それだけでやる気が出てきます。

自転車で景色の良いところに出かけたりすると、自転車の写真がたくさん撮りたくなります。自分の自転車が景色に映えると嬉しいですよね。

他には、自転車の見た目の大部分はフレームに左右されることが挙げられます。フレームを変えるとなると、フレームは完成車の値段のおよそ半分を占めているため、また大金が必要になってしまいます。しかし、それ以外の部品であれば、(ピンキリですが)フレームに比べ安く交換することが出来ます。なので、サイクリングを始めるなら、自転車は見た目で選ぶのが一番という訳です。

また、自転車を選ぶ上で自転車の種類を知っておくことは非常に重要です。自転車の種類を知って、自分の用途に合った自転車を見つけましょう。

いざ、サイクリング!

自転車を購入したなら、さっそく走り始めよう!

サイクリングロード

サイクリングに出かけよう!と思ってもどこを走るのかというのは意外と問題です。自転車には車道を走るという原則があり、サイクリングとなると、尚更歩道を走るという訳にはいきません。しかし、細い道は走り辛いし、国道のような大きな道は車通りが多く、危ないと感じることも少なくありません。それでは、どこを走ればよいのでしょうか?

その答えは、”サイクリングロード”です!名前の通りサイクリングのための道で、川沿いにつくられたサイクリングロードは一本道がひたすら続き、整備されており、信号も無いためサイクリングをするのにこれほど適した道はありません。

亜美も、初めてのサイクリングでは幼馴染の新垣葵とともに、境川サイクリングロードを走っています。

サイクリングロードは、たくさんのランナーやサイクリストが走っていて、中にはトレインを組んだローディーもいたりします。

ハンガーノック

サイクリングをしていると、機材面、体調面などでトラブルが起きるのは日常茶飯事です。

亜美も、初めてのサイクリングで”ハンガーノック”になってしまいます。

ハンガーノックとは、空腹によってエネルギーが足らなくなり、動けなくなってしまうことです。自転車は、自分の足で走るのと比べ、あまり力を必要としない分、油断しているとハンガーノックを起こしやすいです。ハンガーノックになると全くペダルが回せなくなるので、サイクリングをする時は、こまめに補給をすることがとても大切です。特に、峠を越えるときや、北海道などの、補給地点があまりないところを走るときは、あらかじめ多めに補給を買っておく必要があります。

では、補給とは、具体的に何が良いのでしょうか?

亜美がハンガーノックで動けなくなっていると、2人のサイクリスト(同じ大学の先輩でもある西條雛子一ノ瀬弥生)が通りすがり、助けてもらいます。

その時雛子から渡されたのが”shotzエナジージェル“という補給食です。甘過ぎる(らしい)けど、即効性があるそうです。

ここで登場したジェルの他に、inゼリーカロリーメイトような補給食として作られたものは、疲れた時でも摂りやすいので、サイクリングのときにはおすすめです。

他にも、菓子パンやおにぎりも補給としては良いと思います。

アイスクリーム

補給の大切さは分かって頂けたと思いますが、サイクリングとは切っても切り離せない補給食、それは”アイスクリーム”です!

雛子と弥生に連れられ、亜美と葵は境川サイクリングロードの近くにある”飯田牧場”へ行き、ジェラートを食べます。

第8話「広がる世界」に登場する荒川サイクリングロード沿いにある”榎本牧場”には、サイクルラックが用意されていて、たくさんのサイクリストが訪れます。

サイクリング部でもランの度にアイスを食べてますよね。何故かは分からないですが、サイクリストはアイスをよく食べるんですよね。

筋肉痛

第1話の最後のイベントは、亜美の筋肉痛です。

普段のサイクリングで筋肉痛になることはあまりないかもしれませんが、峠を攻めた次の日などは筋肉痛になることもあります。

筋肉痛になると、自分はまだまだ弱いと感じるかもしれませんが、強くなるチャンスでもありますし、頑張りたいですね!

最後に

こんな感じで、『ろんぐらいだぁす!』の物語に沿って、サイクリングでのあるあるや、トラブルの対処法、自転車旅についてお伝えしていきたいと思います。